コンサートツアー 2000〜2001
「STARS」 72公演目
at サンパール荒川 on 2001.2.20
〜1時間 遅刻しても 楽しけれ〜
<セットリスト> |
M0:Overture“Stars” M1:Northern Lights〜輝く君に〜 M2:夢伝説 M3:今夜だけきっと M4:木蘭の涙 M5:夜更けのリフ M6:会えないよ M7:When You Wish Upon A Star M8:マシュ・ケ・ナダ M9:上を向いて歩こう M10:Stay My Blue〜君が恋しくて〜 M11:トワイライト・アヴェニュー M12:追憶 M13:My Funky Valentine M14:Danger Lady M15:What Is Love?(新曲) M16:WHAT A WANDERFUL NIGHT M17:NO! NO! Lucky Lady M18:と・つ・ぜ・んFall In Love M19:ふたり EC1:クレイジー・ラブ EC2:銀座カンカン娘 EC3:東京ブギウギ EC4:Stars |
※ M7・M9・M18:日替り楽曲 ※ M13・M14:栄光のスタッフリクエスト楽曲 |
◆ はじめに
今回は、思いっきり遅刻。まさに平日と言う時点で、危険信号。しかも、会議のある日。「あ〜遅刻だな…」と、思っていたが、行きたい。当日朝、会議が延期になった。「おっ!今日はついているぞ!」と、密かに喜ぶ。が、打ち合わせが入った。予定では、夕方4時頃。ところが、客先のご担当、出張からの帰りが遅れているらしく、打ち合わせ開始が、17:00。ここで、私の遅刻は決定的なものになった。結局、コンサートが始まった頃に打ち合わせが終わり、会場に向かう。大塚からは近いかなぁ?と思ったが、どうもそうでもないらしく…。山手線、千代田線、都電に乗り継ぎ、会場へ。
会場に着いた時は、ちょうどバラード3部作のトーク中。ロビーに、要さんの軽快トークがこぼれている。とりあえず先に、トイレに向かう。場内案内版で、席を確認するが、いまいち見取り図が見にくい。通常、遅刻組には、会場係の方が、「お席に案内します」と声を掛けてくるが、誰も来ない。「一体誰が係だ〜?」と思い、適当に声を掛ける。どう考えても、会場係の人じゃないなぁと思ったが、そんなことは言っていられない。「どなたが案内係ですか?」と、CDを売っていたと思われるテーブルで、お弁当を広げていた男性に声を掛けた。「あの人に聞いてみてよ」と、返答。「いや〜私が聞いた質問の答えになっていないなぁ」と思いながらも笑顔で、お礼を述べ、出入り口近辺のお兄さんに声を掛ける。説明を受け、2階へ。説明された通りの扉を、開ける。ちょうど、メンバー紹介が始まった所。扉の側には、係のお兄さんはいるが、案内してくれる気配無し。席を聞いても、「そうですね」。「おいおい〜。君の仕事は何だ?」とちょっと思いながら、暗い中、席を探す。やっと該当の列を発見したが、どうやら、自分の席に行くには、遠い様だ。後ろを見るも、壁に引っ付く様に座席があるため、会場内で移動するのは容易ではない。仕方なく、「この番号だと、隣の扉から行った方が良いですか?」と、先ほどのお兄ちゃんに聞いてみる。「そうですねぇ」と、さっきと同じ答え(ちなみに、最初の時もチケット見せたんだけどなぁ)。仕方なく、再び扉の外に出て、隣の扉から再度入り直す。そしてようやく、着席。しかし、会場に入ってからここまでが長かった…。頼む、係のお兄ちゃんよ!しっかり誘導してくれ〜〜!!と、思ったのは言うまでも無い。メンバー紹介は、寺田さんの話は、ほとんど聴けず(ちょうど、扉を行ったり来りの時だった)。
さて、今回は、約1時間遅刻した為、レポートも本編前後半と分けずに書こうと思う。ちなみに、席は23列目。FC先行の抽選に漏れた私は、友人のおこぼれに預かる事に。チケットは、仲間内で余ってしまったので、今回は、ミッチーで知り合った、公樹さんファンの知り合いを誘ってみた。彼女の感想も楽しみの1つ。ちなみに、彼女に会うのはこれで2度目。
◆ 本編前半
席に着いた時は、健ちゃんがマイクを握りしめていた。この時、お題がいまいちつかめず。健ちゃんは、「つのだ☆ひろさんって、間に☆が、入るじゃないですか。STARDUST☆REVUEって、☆なんですかね、・(なかぐろ)なんですかね?疑問じゃないですか?姓名判断とか関係あるじゃないですか。20年間ずっとやってきて疑問だったんですよねぇ(「やってねえよ」と、要さんはお約束通り突っ込んだけど)」と、力説(?)していた。これでは、何のお題かさっぱり分からない(笑)。ようやく本題に戻って、「王選手ですかね。僕のヒーローは」と答える。本日のお題は、「私のヒーロー」ということの様だ。VOHさんは、「アントニオ猪木さん。万字固めって、名称を募集したんですけど、私もこの名前をつけたんですね。だけども、他多数のひとくくりにされちゃって。あ、でもちゃんと記念にパンフレットが届いたんですよ」と、話す。要さんは、「それって、一般的ってことじゃない?そんな人がミュージシャンで良いわけ〜?」と、茶化す。VOHさんは、「今日は、長島監督の誕生日ですね。あと、大好きなアントニオ猪木さんの誕生日。志村けんさんの誕生日なんですよ」と、続けた。柿沼さんは、「スーパージャイアンツ」と発する。なんだ?と思った矢先に、「はい、じゃ、歌、いきましょ。もう今日は大失敗」と、要さんに遮られる。結局、柿沼さんが発した意味はなんだったのだろう?「折角、長島さんの誕生日だって言うから、じゃあ、ヒーローはどうかな?と思って、このお題にしたのにさ。もう、打ちのめされました…ちなみに、私は、コメットさんに憧れてましたけどね」と、要さん。「まあ、こんな風に、皆憧れとか夢とかがあって。そんな夢をかなえるような、歌をお届けしましょう」と、次曲紹介をした要さん。「上手いまとめ方ですねぇ。きれいに流れましたねぇ〜」と、感心している健ちゃん。思わず、笑いがこぼれる要さん。
「When You Whish Upon A Star」で、一気に雰囲気が変わる。そしていつものように、「マシュ・ケ・ナダ」のコーラスの練習。今日は、873名のお客さんだとか。この練習時間、要さんは本当にいつも楽しく、エンジン全開で進めているような気がする。今回も笑い満載。長島監督、志村けんさん、アントニオ猪木さん誕生日特別記念と、銘打たれた、ア・カペラ大会。ステップ踏み踏みの柿沼さん。ア・カペラコーナーのラストは、「上を向いて歩こう」。
「世にも奇妙な恋物語」での、ロミオくんとジュリちゃん。どうやら、荒川には教習所が無いということで、王子まで通っている設定。2人で行くドライブも、ストーリー上の辻褄の問題から、成田山(笑)。
「栄光のスタッフリクエストコーナー」では、ミニトラックが、「サンポール荒川ってなんだろ?と思ってて…」と言ってみたり(勿論要さんが言っているのだが)、スタッフの手紙に茶々を入れたりする要さん。手紙の出だしが、「若々しいお客様へ…」で、これに、「嫌味じゃねぇか?」と要さん。客席から、「え〜〜!」と言われると、「俺だって43歳なんだよ〜?」と答える要さん。今回選ばれたのが、10月の香川公演以来の、「FACE TO FACE」。理由は荒川を挟んで、埼玉と東京が向き合っているからという事。だがしかし、ここには問題が…。実は荒川区には、荒川が流れていないとか(というのを5分前に分かったスタッフの方々。もちろん、手紙にも添えられていた)。選ばれた曲は、バレンタインにちなんで季節限定の、「My Funky
Valentine」(台詞付きでと要望あり)と、チョコっと危険な曲と紹介された(ちなみに、バレンタインのチョコに引っ掛けているという事まで手紙に書いてあった。要さんは、「分かってるよ、俺に読ませるなよ〜」とコメント)、「Danger Lady」。歌詞の朗読は、「Danger Lady」。この歌詞、改めて読むとキザな内容。というより、要さんの朗読がとても良く、笑いの起きる場内。特に、「ちょっとそれは無いよ、Baby」の部分。朗読終えた後、「ちょっと歌うのが恥ずかしいですかねぇ」と、要さん。好きになった女性が吸血鬼だったという、柿沼さんのアイディアの元に生まれた曲とも説明され、要さんの台詞付き楽曲から、演奏スタート。「My Funky Valentine」は、横浜アリーナでも聴いた曲ではあるが、めったに聴く事が出来ない曲で、嬉しい。笑いを誘う台詞(下駄箱でスリッパに履き替えようと…の台詞は、特に笑った)。無条件にかっこいいと思う演奏。それから流れる様に始まった、「Danger Lady」も、負けずとかっこいい。ジャジーなフレーズで、要さんのギターが凄くかっこよかった。初めて聴いたアレンジバージョンだろうか。「Danger Lady〜♪」部のコーラスが耳に残りやすい。イントロや間奏部で要さんが奏でる主旋律は、インパクトが強い。演奏のかっこよさを、見せつけられる楽曲。2曲続けてのかっこいい演奏に、大きな拍手が沸き起こる。
100曲ライブの話、20周年の今年について話を展開する要さん。「今年は、僕らは僕らなりの独自の方法でやっていきます」と、客席に告げる。サブリミナル効果のため、新曲紹介(笑)。
「What Is Love?」から、最後まで、ノンストップでつなげる。「WHAT A WANDERFUL NIGHT」で、お客さんも立ちあがる。盛りあがる、ステージと客席。健ちゃんのクネクネっぷりは、相変わらず(爆)。「NO! NO! Lucky Lady」では、要さんと柿沼さんの初めて目にする動きが。「いつもこうなのよ〜♪」の後の、「チャラッチャチャラ」の所で(これと同じフレーズの部分でずっと)、リズムに合わせて、2人揃って後ずさりながら演奏していた。この動き、何故か妙に可愛い(特に要さん)。今までこんな動きみたこと無かったと思う。高層ビルモチーフのセットに青いライトが灯っていたが、今までこんな照明あったっけ?
「ふたり」で、しっとりモードに一気に替えて、本編終了。
◆ アンコール
アンコールも、大いに盛りあがる。客席が大いに楽しんでいるのが、「東京ブギウギ」の後で起きた、鳴り止まない拍手で、証明できる。大きな拍手に、ちょっとはにかみ笑いの要さん。照れ喜びなメンバーの表情は、いつ観ても活き活きしている。メンバーからの拍手も、客席に向けられた。最後は、「Stars」。21:30頃終了。
◆ チョット感想
1時間ほど遅刻した私。遅刻というのは本当に勿体無いと思う。だけれども、こうして遅刻しても存分に楽しめる。1時間遅刻しても、たっぷり2時間半。普通のコンサートなら、折り返している時間ではないだろうか。ちょっと下品な言い方ではあるが、1時間遅刻しても十分チケット代はペイできている様に思う。
要さんの声が、凄く響いていた様に思う。今まで聴いた中で一番、喉の調子が良いかなと感じてしまったほど。「東京ブギウギ」の「I’ve got〜」に入る時の、「AH〜」の部分の伸びやかな声。高音部の伸びやかさ。要さんは、やっぱり凄い。
今回初参加の、ミッチー関係のお知り合い。まあ、チケットに余りが無ければ誘わなかったが、彼女自身、スタレビには少し興味を持ってくれていたので、ある意味、チケットが余ったというのは、いい機会だった。ちなみに、まだチケットは余っていて、他にも声をかけていた。行きたいと返事をしてくれた別友人が、仕事で行けなくなり、わざわざ、代理を立ててくれた(しかも、2人も)。後に聞く所によると、その代理で来た2人(姉妹)は、帰りには、アルバム「STARS」を購入し、後日、「DEVOTION」も購入したらしい。しかも、100曲ライブにもそそられているとか。すばらしい人達を、代理にしてくれたなと友人に感謝。といっても、その友人、特にスタレビのファンということでもなく、まだ1度しか、生スタレビを体験していない(本ツアーの神奈川公演で、やっぱりチケットが余って誘った友人)。そんな友人がどうやって、この代理の人に、誘いの声をかけたのか。こっちの方が、気になってしまった。後で聞くと、「木蘭の涙」を歌って聴かせたらしいけど(笑)。すばらしきかな、我友人(ちなみに、この友人もミッチー関係)。
当日、一緒に観たお知り合いも、たいそう喜んでくれ、立川公演も行く決意をしていた。そして、100曲ライブも行く事に。彼女の決断の早さもすばらしい。
改めて、スタレビって凄い!と思った、荒川公演。スタレビを気に入ってくれた人も、増えたし。「木蘭の涙」を歌って代理を立ててくれた友人は、タダものじゃないなと思った。
さて、次は、遠征で会津公演。温泉も堪能するつもり。久し振りに地方公演に行く。どんな感じだろうか。私が参加するのもあとわずか。あっという間に、このツアーも終わるのだなと、最近思う。残りの公演も、存分に楽しみたいな。